ドイツのG8サミットと発展途上国の首脳会合に出席中の中国の胡錦涛国家主席は7日ベルリンで、インドのシン首相と会見しました。双方は両国の関係や国際問題における協力などを積極的に評価した上で、中国とインドの戦略協力パートナーシップを強めていくことで一致しました。
胡錦涛国家主席はその中で、「中国とインドの関係発展は地域ないし世界に、重要かつ深い影響を及ぼすものである。歴史問題として残された国境問題を一日も早く解決することは、中国とインドの共通した戦略的な目標である。双方は関連作業を急ぎ、問題を解決できる枠組みを早く作り上げることを期待している」と語りました。
これに対して、シン首相は、「インド政府は中国との戦略協力パートナー関係を発展させるため全力をあげていく。国境問題を解決するための政治的な原則について双方は共通した認識に達した。インドとしては、両国が一日も早く実行可能な解決案を見出すことに賛成する」との立場を示しました。
気候変動の問題について、胡錦涛国家主席は、「先進国は『同じ責任を分けて取る』という原則に基づいて、温室効果ガスの排出削減という義務を進んで担いながら、発展途上国への資金援助と技術譲渡を進め、世界が気候変動に対応する能力を高めるべきである」と強調しました。(翻訳:姜平)
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