ドイツのシュタインマイヤー外相は5日、「イランの核問題首席交渉代表でもあるラリジャニ氏との会談では実質的な進展はなかった」とした上で、「今回の会談の目的は、より柔軟な態度を取り、政策を変えるようイラン側を促すことにあった」と述べました。
シュタインマイヤー外相とラリジャニ首席代表の会談は主要国首脳会議の開幕に先だって行われたものです。外交筋によりますと、イランが引き続き国連安全保障理事会の決議の履行を拒否すれば、主要8カ国の首脳会議はイランにより厳しい措置を講じる可能性があるということです。
ラリジャニ首席代表はこの日、テヘランに戻った後、「イランはIAEA・国際原子力機構との協力を継続するつもりであり、国際法とIAEAの規定を遵守することを前提として、イランのあらゆる核施設を引き続きIAEAにオープンにしている。今、イラン核問題の解決は理性的な状況にあり、このチャンスを逃さず、問題の平和解決を進める必要がある」と明らかにしました。(翻訳:黄競)
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