アジア欧州会議の外相会議に出席するため、ドイツのハンブルグを訪れている中国の楊潔チ外相は28日、日本の麻生太郎外相と会談を行ないました。双方は、中国の温家宝首相と日本の指導者が合意した共通認識を実施し、両国関係をさらに高いレベルに取り上げていくとの考えを共に表明しました。
会談の中で、楊潔チ外相は、「中日関係を長期的かつ安定的に発展させることは両国の根本的な利益に合致しており、双方が共に努力する必要がある。歴史問題や台湾問題を適切に処理することは中日関係の健全かつ安定した発展の基本的条件である。中国側は日本側と共に、温家宝首相が訪日した際、日本の指導者と合意した共通認識を実施し、政治的な相互信頼を深め、互恵協力を促し、両国関係をさらに高いレベルに引き上げていきたい」と語りました。
これに対し、麻生外相は、「日本は中国側と共に各分野における協力を推し進め、日中共同コミュニケなど、三つの政治文書に定められた原則に基づいて、関連問題を適切に処理していく」と語りました。(05/29 翻訳者:劉叡琳)
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