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フランスのシラク大統領は9日、「アメリカが東ヨーロッパでミサイル防衛システムを配備する計画は、欧州の分裂を引き起こす可能性がある。アメリカはこの問題で慎重な態度を取るべきだ」と警告しました。
シラク大統領はブリュッセルで開かれたEU・欧州連合首脳会議での記者会見で、「ミサイル防衛システムの配備は、東ヨーロッパで多くの問題を引き起こす可能性がある。われわれは、欧州に新たな分裂をもたらさないように注意するべきだ」と述べました。
一方、アメリカは「東ヨーロッパのポーランドやチェコでミサイル防衛システムを配備するのは、イランのような信頼できない政権に対応するためだ」と述べました。ロシアはこれに強く反対し、「アメリカは東ヨーロッパでミサイル防衛システムを配備すれば、ロシアの安全が脅かされることになる」と見ています。(翻訳:董燕華)
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