サウジアラビアのメッカで協議を続けていたパレスチナ自治政府のアッバス議長とイスラム原理主義組織ハマスの代表は8日夜、「挙国一致内閣」の樹立や、新政府の政治綱領などの問題で合意に達したあと「メッカ宣言」に署名しました。
これを受けて、一部の国や国際機関は9日相次いで声明を発表し、パレスチナ内部で達成したこの「メッカ宣言」に歓迎の意を示しました。
中国外務省の姜瑜報道官は「中国側は、パレスチナ内部が民族の団結と和解を維持するため払った努力を支持し、今回達成した『メッカ宣言』を歓迎する。また、サウジアラビアやエジプトなどアラブ諸国がこの面で果たした役割を賞賛すると共に、パレスチナ連立政府の早期樹立や、パレスチナとイスラエルの和平交渉の早期再開をも希望する」と述べました。
ロシア外務省は「『メッカ宣言』はパレスチナ内部が団結の実現と政治危機の解消で踏み出した重要かつ実質的な一歩である」と評価しました。
この他、アラブ連盟のムーサ事務局長やエジプト、イタリア、シリア、オマーンなどの国々はこの日それぞれ、「メッカ宣言」に歓迎の意を示しました。
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