国連、EU・欧州連合、アメリカ、ロシアの中東問題に関わる四者は2日、ワシントンで会議を開き、「中東地域の和平プロセスを推し進めていきたい」と改めて強調しました。
国連のパン・ギムン事務総長は記者会見で、「われわれは、イスラエルのオルメルト首相、パレスチナ自治政府のアッバス議長、アメリカのライス国務長官がパレスチナとイスラエルの争いについて会談することを歓迎する。また、このほど発生したパレスチナ各派間の武力衝突に深く関心を寄せている。パレスチナ内部が団結を保ち、非暴力を主張し、かつイスラエルを認めるパレスチナ自治政府を支持するよう希望している」と述べました。
アメリカのライス国務長官は会議で、中東和平プロセスを推し進めるアメリカの立場を重ねて強調し、「パレスチナのイスラム原理主義組織ハマスと解放機構(PLO)の主流派ファタハの衝突でパレスチナとイスラエルの和平交渉を阻害すべきではない」と述べました。(翻訳:玉華)
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