イランの核交渉責任者のラリジャニ最高安全保障委員会事務局長が28日、「イランは、IAEA・国際原子力機関のエルバラダイ事務局長の提出したイランのウラン濃縮活動と国連安保理のイラン制裁措置の停止に関する提案を検討する」と述べました。
ラリジャニ氏は当日、イラン訪問中のロシア国家安全委員会のイワノフ書記との共同記者会見で、「エルバラダイ氏の提案は検討する価値のあるものだ。しかし、この提案は目下の問題を解決できるかどうかについて、イラン側は時間をかけて判断する必要がある」と述べました。
一方、イワノフ書記は、関連各国はエルバラダイ氏の提案を検討し、イラン核問題に政治的解決のルートを見つけ出すことに努力していくべきだと明らかにしました。(翻訳:王小燕)
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