イランのアフマディネジャド大統領は21日、議会に2007年度の政府予算案を提出した際「国連安保理の制裁決議によってもイランの核開発計画を阻止することはできない」と強調しました。
アフマディネジャド大統領はこの中で「仮に同じような決議案が10回採決されても、イランの経済と核計画に影響を及ぼすことはできない」との立場を表明しました。また、過去一年間の国内経済政策について、アフマディネジャド大統領は「政府は飲用水、ガス、パン、電力などの基本的な生活用品の価格の抑制に成功し、石油輸出収入への依存度をも軽減した」と述べました。
ところで、イラン革命防衛隊は21日から三日間にわたる軍事演習を始めました。これは主として自国で開発したミサイルの防衛と戦闘能力を確認するためのものです。この軍事演習は安保理が去年年末にイランに対する制裁決議を可決した後、イランがはじめて行う軍事演習です。(翻訳:黄競)
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