在ハバロフスク中国総領事館は15日、ロシア・チタ州で中国人2人が襲撃された事件に関する状況を明らかにした。「北京青年報」が伝えた。
崔少純副領事は「これまでに確認された状況と報道された内容には、多少の食い違いがある。手榴弾による襲撃ではないし、被害者2人も実業家ではない」としている。
ロシア側の発表による事件経過は次の通り。
ロシア暦の新年にあたる13日の夜、中国人2人は雇用主の家で年越しの会食をしていた。14日早朝に2人が屋外に出て自動車のエンジンをかけると、突然車の前方で爆発が起きた。ドアを開けて、事態を把握しようと下車した途端に銃撃され、1人は胸部に銃弾を受けて即死し、もう1人は負傷して病院に搬送された。地元警察は、犯人はロシア人だが、2人は本来の襲撃対象ではなく偶発的な犠牲であり、中国人や中国系住民を標的とした犯行の可能性はないとしている。死亡したのは内蒙古自治区出身の中国人。負傷したもう1人は、すでに生命の危機を脱した。
崔副領事は「被害者の1人は普通の労働者。もう1人は小規模な商売を営んでおり、報道されたような実業家ではない。2人とも20代で、ロシアに来てからの期間も長くない」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」
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