WHO・世界保健機関は4日、タイのバンコクで開催中の世界ワクチン研究フォーラムで、国際的な衛生・保健組織が、マラリアワクチンの開発研究ロードマップを提出したと発表しました。
このロードマップは、世界35カ国の230人の専門家が、2年かけて作成したものです。ロードマップでは主に、2025年までに、マラリアの感染に対し有効で低価格のワクチンを開発し、サハラ以南のアフリカと、その他のマラリア罹患率の高い地域の5歳以下の子供を対象に投与することを目標としています。
WHOの責任者は、このロードマップについて、「世界各国がワクチンの開発に向け、初めて共同行動計画を作った。これは、世界の公共衛生事業の成果である」と評価しました。(翻訳:鵬)
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