WHO・世界保健機関の次期事務局長に絶対多数で当選した陳馮富珍(マーガレット・チャン)氏は9日、193の加盟国の代表が参加したWHO会議で講演し、当選した感想やWHOの今後活動の重点について述べました。
陳馮富珍氏、「当面はWHOの3つの主要課題、つまり、技術問題、管理問題と政治問題の解決を図っていく。アフリカ人民は病気や若死にという大きな負担を抱えている。このため、アフリカ人民の健康状態を改善することはWHOの活動成果を評価する上では重要な指標になるべきだ。また、女性の保健問題もその指標の一つにしなくてはならない」と述べました。
さらに、鳥と人のインフルエンザ感染問題にふれた陳馮富珍氏は、「WHOの制定した効果的な国際衛生条例は来年に効力を発するので、WHOは各国の病気の予防、警戒と対策能力の強化を支援していく」と述べました。
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