第8回中国国際ハイテク技術成果交易会がこのほど深センで開催され、上海交通大学と揚州大学が共同開発した世界初の中華料理コックロボットが発表された。「中国青年報」が伝えた。
美味だが調理が難しいとされてきた中華料理がいとも簡単に完成する。栄養・衛生面、風味に応じた材料をロボットに入れ、スイッチボタンを押せば、ロボットは材料を識別し、それに合ったレシピを取り出し、調理し、数分後には出来立ての料理が出てくる。
このコックロボットは、現代機械電子工程学科と中国料理学科が初めて連携し、4年間の研究開発を経て完成に至った。上海交通大学はロボット構造と制御システムの研究開発を、揚州大学は食材の標準化パラメータ制定をそれぞれ担当した。
このロボットは10項目以上の国際特許を含む50項目以上の技術特許を申請済みで、国家科学技術部による成果鑑定書も獲得している。来年下半期には商用化されたシリーズが市場で販売される見通し。ファーストフード店やレストランなどで利用され、販売予想価格は2~3万元。民間用のロボットは2008年ごろには一般家庭に入るとみられる。コックロボット市場の将来性は極めて大きいと専門家は予想する。(編集KM)
「人民網日本語版」
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