中国国際放送局紹介 日本語部紹介
Home
グルジアとロシアに、トラブル発生
   2006-09-29 13:03:17    cri

 ロシア外務省は28日、グルジア駐在大使を召還し、ロシア軍人を拘束した問題についてグルジア側と交渉することを発表しました。28日、ロシアのラブロフ外相は、「グルジアの行為はロシアに反対する立場を表し、挑発的行為である」と語りました。

 27日、グルジア警察はスパイ活動を行ったことを理由に、グルジア駐在のロシア軍人5人を拘束しました。同時に、グルジア警察は首都トビリシにあるロシア軍司令部を包囲し、スパイ活動を行った疑いのあるロシア軍人を引き渡すようロシア側に求めました。グルジア内務省によりますと、ここ数ヶ月、これら数人のロシア軍人はグルジア領内でスパイ活動を行い、グルジア軍の作戦能力を偵察したり、NATO・北大西洋公約機構との協力プロジェクトや計画を密かに調べたり、グルジアのエネルギー供給や反対派と非政府機構の情報を収集したりしているということです。

 関係者によりますと、今回の「スパイトラブル」から見れば、2003年、『ビロード革命』がグルジアで起きて以来、グルジアとロシアの関係は脆くなり、ちょっとしたことで両国関係の全面的危機を招くことになるということです。現在、グルジアとロシア間には4つの意見の食い違いが存在しています。

 第一は、ロシアがグルジア領内での駐軍問題です。旧ソ連が崩壊してから、ロシアはグルジアにある旧ソ連の4つの軍事基地を引き続ぎました。そのうちの2つの基地のロシア軍はすでに全員撤退したものの、残りの2つの基地の撤退時間については双方が論争しています。

 第二は、アブハジアと南オセティア問題です。グルジアに属しているアブハジアと南オセティアは旧ソ連が崩壊してからグルジアから脱退し独立することを図っています。1990年代の初め、グルジアと武装衝突を行い、衝突が終わっても独立の声が高まり、グルジア政府の管轄を受けなかったのです。

 第三は、独立国家連合体の行方です。独立国家連合体が成立して10年以上も経ったものの、協力が少なかったのです。一部の加盟国は独立国家連合体が引き続き存在する意義に疑いを持っています。

 第四は、ロシアとグルジアのエネルギー問題です。長年来、エネルギーの面でグルジアはロシアに頼っています。グルジアはロシアへの依存を捨てて、エネルギーの独立を企んでいます。

 グルジアとロシア間には、トラブルが相次いでいるものの、両国の指導者は両国関係を徹底的な決裂状態になることを望んでいないと関係者は見ています。また、ロシアの周辺諸国も両国が冷静さを保ち、対話によって食い違いをなくし、両国とこの地域の安定、発展に有利な雰囲気を作るよう望んでいます。(09/29)

ロシア
v イワノボ国際児童院 2006-08-29 16:38:42
v ロシアのシベリア地区、中国との協力拡大に努力 2006-08-08 11:35:05
v 米露 イラン核問題で隔たりが顕在 2006-04-21 17:19:47
v ロシア人、中ロ「国家年」を高く評価 2006-03-24 15:21:57
v 中ロ経済界のフォーラムが開幕 両国首脳が出席 2006-03-23 16:32:12
  • 今日のトップニュース
  • 今日の国内ニュース
  • 今日の国際ニュース

  • • 基礎中国語
     皆さんは、ここで中国語と日本語に耳を傾け、フラッシュによる動画を楽しみながら、中国の風習や伝統文化を思う存分味わうことができます……

    • 「北京ワクワク」の購入について
     中国語講座「北京ワクワク」(上巻と下巻)のテキストは、日本の皆さんが初めて中国語会話を学習するための入門編です……
    |  link  |  E-メール  |