中国気象局国家気象センターの関係部門責任者は1日、北京で、「四川省と重慶市などの食糧生産地で深刻な干害が発生しているが、中国全体の情勢から見て今年、食糧の生産量が大幅に減少することはない。去年と同じレベルを保つか或いはやや増加する可能性がある」ことを明らかにしました。
この責任者はこの中で、「四川省、重慶市などで干害のため食糧の生産量は激減した。しかし中国全体では、今年の夏の作物は大豊作となり、去年より約700万トン増加したので、干害がもたらした減産を補うことができる」と述べました。
ところで、今年四川省では1951年以降最も深刻な干害が発生し、また重慶市でも100年に一度という干害が発生しました。中国気象局の統計によりますと、8月31日までに、この二つの地区で農作物の被害面積は320万ヘクタール余りに達し、食糧は約500万トン減産し、直接の経済損失は150億元に達したということです。
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