イランのアフマディネジャド大統領は30日、イランへの制裁を取りやめるよう欧州諸国に呼びかけると共に、安保理のイランに対する懲罰措置はイランの核計画を中止できないとの姿勢を表明しました。
アフマディネジャド大統領はこの日、スペインのゴンザレス前首相と会談し、「制裁はイラン国民の民族の自尊心を求める勢いをとめることはできない」と強調した後、欧州諸国がアメリカに追随せず、独自の判断を下し、交渉によるいまの問題の解決を図っていくよう求めました。
アメリカ国務省のマコーマック報道官はこの日、「イランが期限までにウラン濃縮停止に応じない場合は、アメリカ、ドイツ、中国、フランス、イギリスとドイツは来週、制裁決議案についてドイツのベルリンで協議を開始する予定だと」述べています。
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