イラン政府は26日、イランの中部都市アラクに建設した重水製造施設の稼動を開始したと発表しました。
この施設の建設は1998年から始まったもので、いま、毎年16トンもの重水を生産することができます。
この日の稼働式典に出席したアフマディネジャド大統領は、「イランの正当な権利を奪うことはできない。イラン国民は武力を以って核技術開発の権利を防衛する」とした上で、イランには核兵器を開発するつもりはないとの姿勢を表明しています。
国連安保理は7月31日に決議を採択し、8月31日までにウラン濃縮関連活動の停止をイランに要求し、イランがこれを拒否すれば制裁を加えると表明したことをうけて、イランは重水製造施設のまもなくの稼働を発表したものです。
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