レバノンのイスラム教シーア派武装組織ヒズボラの指導者ナスララ氏は27日、「ヒズボラは、イスラエル軍とこれ以上戦わない」と強調した上で、「イスラエル軍は、ヒズボラが国連安全保障理事会の1701号決議に違反してイスラエル軍と交戦することを狙って、挑発的な行為をやっているが、われわれは、それに冷静に対処した」と述べました。
レバノンのラフード大統領は27日、声明を発表し、イスラエル軍が国際関連条約によって使用が禁止された兵器を使ったことについて早く調査するよう国連のアナン事務総長に要求しました。ラフード大統領は、この中で、「イスラエル軍が、レバノンでクラスター爆弾、劣化ウラン弾などを使った。レバノンは、これを裁判に訴えることを検討している」と表明しました。
この日、イスラエルのペレツ国防相は、ヒズボラがシリアから兵器を輸入しないよう、レバノンとシリアの国境周辺を監視することを国際社会に呼びかけました。
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