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国務院は7月27日、「天津市都市全体計画 (2005年ー2020年)」の修正案に同意した。この計画により明確に示された、天津市の都市としての性質、位置づけ、発展のポイントは以下の通り。
天津市は環渤海湾地域の経済の中心である。今後、天津市は経済、文化、科学・教育が発達し、設備が完備された美しい環境を持つ国際的な港町となり、また北部の経済中心都市、エコ都市となるよう、少しずつ建設を進めていかなければならない。
明確な分業ーー北京と天津、互いのメリットを生かす
2005年1月に開かれた国務院常務会議において、「北京市都市全体計画 (2004~2020年)」が原則可決された。この計画の中で、北京が中国の首都、政治・文化の中心であり、世界的に有名な古都であるとともに現代的な国際都市であることが明確に示された。一方、今回の天津市の全体計画の同意に対し、国務院は、天津市の建設計画には京津冀(北京・天津・河北省)地区の発展計画とのバランスに注意しなければならないと強調した。特に北京市の発展との調和には注意が必要で、互いにメリットを生かしつつ、バランスの取れた発展を実現し、これにより首都、環渤海地域、および北部地区へのサービス機能を向上させる。このことで京津冀地域、特に北京と天津の2都市における分業が明確となった。
天津は空港と港をもち、中国北部の国際的な空運センター・物流センターの機能をを兼ね備えている。一方北京は天津と港を共有し、空港同士の協力関係は引き続き強まっている。北京オリンピック前には北京?天津間を片道30分で運行する路線が開通する。これにより両市の経済協力関係はさらに密接になり、それぞれの役割を果たすことになる。(編集SN)
「人民網日本語版」
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