小泉首相は9日午前、長崎市でメディアに対して「2001年自民党の総裁選の時に行った8月15日に靖国神社を参拝するという公約は依然として生きている」と述べました。
しかし、具体的な参拝の時期については、小泉首相は触れませんでした。小泉首相の側近によりますと、参拝は13日から16日までの間に行われるだろうということです。
小泉首相は、首相になって以来、5回にわたって第二次世界大戦のA級戦犯を祀った靖国神社を参拝しましたが、参拝の時期はいずれも8月15日の終戦記念日以外の日です。
小泉首相が来週の参拝を示唆したことについて、日本を訪れている韓国のパン・ギムン外交通商相は8日、靖国神社を参拝しないよう日本の指導者に求めると共に、「参拝によって引き起こされた韓国と日本の正常でない局面は続くべきではない」と述べました。
パン・ギムン外交通商相は9日午前安倍官房長官と会談した後、安倍官房長官に対して靖国神社参拝を自粛するよう希望したことを明らかにしました。
小泉内閣の閣僚17人のうち11人が8月15日に靖国神社を参拝することはありえないことを明確にしました。その中には額賀防衛庁長官と川崎厚生労働大臣が含まれているということです。
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