イスラエル空軍の戦闘機によるレバノン南部カナへの空爆で30日、37人の子供を含む少なくとも54人の民間人が死亡しました。
カナはイスラエル国境から11キロの場所にあります。レバノンの警察当局によれば、イスラエル軍の空爆により村の3階建ての建物が倒壊。当時建物の地下室には63名の非難民がいたといいます。紛争が始まってからの19日間で、民間人への被害としては最悪の事態となりました。
イスラエル軍は空爆の当日、標的はカナに潜伏するヒズボラの武装兵士であり、空爆前には避難勧告を出したとしています。
レバノン安全部門によれば、イスラエル軍は30日午後にはレバノン南部アロンも攻撃、2人の子供を含む民間人5人が死亡しました。
イスラエルのメディアによれば、イスラエルのオルメルト首相はカナへの空爆に対し「深いお詫び」を述べる一方、ヒズボラに対する攻撃は続けると表明。今後10日間から14日間にわたり、軍事行動を続けるとしました。
「人民網日本語版」より
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