第24回ASEAN・東南アジア諸国連合のエネルギー閣僚会議が27日、ラオスの首都ビエンチャンで開かれましたが、会議終了後発表された共同声明は、「ASEANの加盟国は、エネルギーの安定した供給と持続可能な発展を確保すべきである」と強調しました。
この声明は、「原油価格の上昇は、エネルギーの輸入に頼っているASEAN地区の経済成長を脅かしている。このため、ASEAN諸国は、投資を増やしてエネルギーの開発を促し、様々な再生エネルギーの研究と開発を強化し、インフラ施設の整備に力をいれ、エネルギーの安定した供給を確保すべきである。また、今後のエネルギーの発展を図るため、エネルギーの有効利用を重視し、再生エネルギー供給の比率を増やすべきである」と指摘しました。
会議に参加した閣僚たちは、「ASEAN内部の電力に関する協力を強化し、次回のASEANエネルギー閣僚会議では、新たなASEAN石油安全保障計画とASEAN電力網に関する覚書に調印することが出来るよう努力していく」ことを強調しました。
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