第39回ASEAN ・東南アジア諸国連合外相会議が、25日、マレーシアの首都クアラルンプールで開かれました。会議では、10カ国の外相はASEAN の一体化や共に関心を寄せる地域問題と国際問題について、共同コミュニケを発表しました。
このコミュニケは「ASEAN は一体化のプロセスを速め、ASEAN 共同体をスタートさせる期限を2020年から2015年にくり上げる」と述べているほか、朝鮮半島の核問題をめぐる6か国協議の再開を呼びかけ、「6カ国間の対話は朝鮮半島の核問題の平和解決にとって、非常に重要だ。関係各国はまもなく、クアラルンプールで開かれる第13回ASEAN地域フォーラム会議を十分に利用し、問題の平和解決を推進させるべきだ」と述べました。さらに、南中国海の問題について、コミュニケは、国際慣例に基づいて、話し合いによる問題の平和解決を改めて強調しました。
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