中国の李肇星外相は27日、マレーシアの首都クアラルンプールで、ASEAN ・東南アジア諸国連合と対話国との外相会議が主催した昼食会に出席し、エネルギー安全とASEAN 共同体の設置などについて中国の立場を表明しました。
エネルギー安全に触れた際、李肇星外相は「中国は、エネルギー安全を非常に重視しており、世界のエネルギー安全を維持し、強化させる建設的な勢力である。中国は省エネ政策の実施を優先し、環境保全に力を入れ、エネルギー安全での協力を強化していく。また平等互恵と共栄の原則を踏まえ、エネルギーの産出国と消費国との協力を強め、世界のエネルギーの安定した供給を維持していく」と述べました。
また、ASEAN 共同体の設置について、李肇星外相は「SAEAN の一体化と共同体の設置は、ASEAN 内部の融合レベルと地域協力におけるASEAN の核心的地位の向上にプラスとなる。中国はASEAN の一体化と共同体設置を支持し、ASEAN と互いに支持し合い、密接な協力を行い、共同の繁栄を実現させていく」と述べました。
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