中国の戴秉国外務次官は28日、北京でサウジアラビア国家安全保障委員会のバンダル事務局長を会談し、直ちに停戦するようレバノンとイスラエル紛争の当事者に呼びかけました。
戴秉国外務次官はこの中で、「このところ、レバノンとイスラエルの間の武力衝突は、絶えずエスカレートし、中東地域の安全と安定をひどく損なった。当面の急務は、双方が直ちに無条件で停戦し、紛争を適切に解決するための雰囲気を作り出すことである。中国側は、これまで様々な方法を通じて停戦の仲介を行うと共に、レバノンに緊急的、かつ人道的援助を提供した。中国側は、国連と国際社会がこの面で果してきた積極的な役割を支持し、関係方面が国連の関係決議や「土地と平和の交換」という原則などを踏まえて交渉を行い、中東地域の平和と安定を一日も速く実現させるよう期待したい」と述べました。
これに対し、バンダル事務局長は、双方の停戦実現を促し、レバノンに援助を提供するよう国際社会に呼びかけました。
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