国連安保理の15カ国は17日引き続き、日増しに緊迫化する中東情勢について討議しましたが、イスラエルとレバノンのシーア派武装勢力ヒズボラとの紛争を如何に阻止するかという問題では合意に達しませんでした。
国連のカンバリ事務次長は会議終了後記者団に「現在、中東地区では公然とした公開の戦争が行われている。これはイスラエルとレバノン、ひいては中東地区に深刻な結果を招くだろう。国連は、レバノンとシリア両国に4人からなるチームを直ちに派遣し、地元で人道的な救援作業を展開する」と述べました。
アメリカのボルトン国連大使は会議終了後、「アナン事務総長が中東に派遣するハイクラスの代表団が国連本部に戻る前に、安保理が中東情勢についていかなる決定を下すことはありえない」と述べました。
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