アメリカのボルトン国連常駐代表は10日、「アメリカ、日本、イギリス、及びフランスは、国連安保理に提出した朝鮮のミサイル試射に関する決議案の採決を延期することを決めた」と述べました。
ボルトン代表は、「採決の延期は無期限の延期ではない。安保理は事態の進展により採決を提案するかどうかかを決める。アメリカの目的は、朝鮮がミサイル試射実験を中止し、朝鮮半島の核ミサイル問題を巡る6ヵ国協議を再開することを促すことにある」と述べました。
中国は、朝鮮のミサイル発射問題について議長声明案を提出し、関係方面に対して、共に努力して、できるだけ早く朝鮮の核問題を巡る6ヵ国協議を再開するよう呼びかけました。また、中国の唐家セン国務委員は、アメリカのライス国務長官の求めに応じて行った電話会談で、「中国側は、終始変わることなく朝鮮半島の平和と安定を維持し、6ヵ国協議を推進し、朝鮮半島の非核化を図る目標を実現するため努力していく」との考えを示しました。
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