朝鮮が5日ミサイルを何発発射したことを受けて、中国、アメリカ及び韓国などの国の指導者は、6日電話会談を行い当面の朝鮮半島の情勢について話し合いました。
中国の胡錦濤国家主席とアメリカのブッシュ大統領は電話会談で、「中国は当面の事態に注目している。今の複雑な情勢の下で、各関係方面が冷静と自制の態度を保つことは、極めて重要だ。中国側は、今の事態について各関係方面との協議と意見交換を保つ用意がある。中国側は朝鮮半島の緊迫した情勢を招くいかなる行動にも反対する。中国側は各関係方面が条件を作り出して、出来るだけ早く朝鮮半島の核問題を巡る6ヵ国協議を再開するよう期待している」と述べました。
これに対し、ブッシュ大統領は、「アメリカは、当面の朝鮮半島の情勢を非常に懸念しているが、依然として、外交ルートを通じて朝鮮半島の関係問題を解決するという確約を堅持している。中国側との連絡を保っていきたい」と述べました。
韓国のノ・ムヒョン(盧武鉉)大統領とブッシュ大統領は、電話会談で、外交ルートでこの問題を解決することに合意し、「朝鮮のミサイル発射は、ひどい挑戦行為である。韓国とアメリカは、中国、日本及びロシアと協議を通じてこの問題を解決していく」と表明しました。
同じくこの日、ロシアのプーチン大統領はインタネットで関係質問に答えた際、「朝鮮のミサイル発射に失望した。各関係方面は朝鮮の核問題解決に関する協議を再開し、各方面にとっていずれも受け入れられる折衷案に達するため条件を作るべきである」と述べました。
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