中日両国の専門家は5日、中国東北地方の黒竜江省寧安市で発見された日本の遺棄化学兵器の発掘、回収作業に入りました。作業は8日間続く見込みです。
中日両国政府は1999年に、「日本が遺棄した中国領内の化学兵器の処理に関する覚書」に調印しました。日本は覚書の中で、中国で大量の化学兵器を遺棄したことを認め、関連の国際条約に基づいて処理の義務を履行する、と約束しています。