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中国とタンザニアの合弁による友情紡績有限公司
   2006-06-22 14:13:50    cri

 タンザニアと中国の合弁による友情紡績有限公司は、タンザニアにはその名前を知らない人はほとんどいません。中国がタンザニアを援助して建設した企業の一つである友情紡績有限公司は、1960年代に建設した友情紡績工場の基礎の上に、中国政府が提供した手形割り引きによる優遇借款を利用して、双方が合弁の形で経営しているもので、両国が新しい情勢の下で互恵協力を行う一つの典型例とされています。

 友情紡績工場は、1966年中国政府がタンザニアの初代大統領ニエレレ氏の求めに応じて建設したものです。その2年後に開始し著しい成果を収めましたが、その後様々な原因によって倒産しました。有限公司会の兪開明副社長は倒産の原因を分析し、「主にはタンザニアが1980年代から市場経済を実施し始めた後、古いやり方が通用せず、さらに管理の問題や設備と技術の立ち遅れなどの原因によって市場シェアが段々減少した」としています。

 中国政府は、1995年タンザニア側の求めに応じて専門家チームを派遣し、協力して工場の改革を行いました。中国の対外経済援助の体制改革のテストケースとして中国側は無償援助の方式を改めて、合弁の形で元の友情紡績工場を合弁会社に改めることを決めました。これを受けて、タンザニア中国合弁友情紡績有限会社が1996年10月2日正式に発足し、翌年4月1日、生産を開始しました。

 公司の姚居安総技師は、「公司は、発足した後中国政府から提供された優遇借款を利用して倒産した工場の生産を再開した。」と述べ、さらに「一回目の1億元の借款を使って工場の生産を再開させた。二回目の1億3500万元の借款で技術改善を行った。我々は、エネルギー、水道、ガス、電力などの技術を重点的に改善すると共に、捺染作業場も改造した」と述べました。

 管理を強化すること、収入を増やし支出を減らすこと及び技術改造に力を入れるという改革によって、工場は利益を上げ、税収部門が得た利得税は約15万ドルに達しました。友情紡績公司会の発展は、タンザニアの紡績業の発展を促しました。

 当時タンザニア政府からの温かいもてなしを受けたという兪開明氏は、「1998年5月タンザニアのムカバ大統領は大統領官邸で、私とタンザニア駐在の張広喜タンザニア元大使と会見し、夕食を共にした。当時、工業・貿易相を担当していたシジャ氏は、中国とタンザニアが合弁による工場を経営して成果を収めたことを高く評価し、友情紡績工場は両国の友情の手本であると話した後、中国政府に、今後もこのようなくつかのプロジェクトを行ってくれるよう要望があった」と述べました。

 ここ数年、原材料価格の上昇などの様々な原因が、友情紡績有限公司の利益に影響を与えたにもかかわらず、合弁経営9年で、友情紡績有限公司が政府の納税額は150億イラン・リアルに達し、約2000人の雇用問題が解決され、1万人あまりの生活が保障されました。

 友情紡績有限公司捺染作業場のある労働者は、中国側との協力について「中国政府が友情紡績工場に投資し、タンザニア国民に多くの就職のチャンスを提供したことは、中国政府が両国の友情を非常に重視していることを物語っている。現在工場の設備は新しく、工場周辺の環境も改善された。私は中国政府と人民の我々に対する援助に感謝している」と述べました

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