イランのモッタキ外相は17日、テヘランで「イランは、核問題の解決について6カ国が提出した包括案にはっきりとした回答を与える」と述べました。

　モッタキ外相はテヘランを訪問中のイラクシーア派の宗教指導者ハキム氏との会談後に述べたもので、この中で、モッタキ外相は、「イラン政府の指導者はこの包括案は核問題の解決に向って、積極的な一歩を踏む出したものと考えている。この包括案は双方の立場を考慮したもので、イランはこれを真剣に検討した後、自らの提案を出すつもりだ」と述べました。

　EU ・欧州連合の共通外交と安全保障担当のソラナ代表は、今月6日イランに対して、ロシア、アメリカ、中国、イギリス、フランスとドイツの6カ国外相会談が纏めたにイランの核問題の解決に関する包括案を手渡しましたが、この包括案には、イランの濃縮ウラン活動の一時停止を実現するための奨励的な措置と処罰的な措置の両方が含まれています。