アジア開発銀行の代表は6日、ベトナムのダナンで開かれていたアジア・太平洋経済協力機構の保健相会議で、「人間の間で伝染する鳥インフルエンザウイルスの変異種が現れれば、アジアの国家がそれにより蒙る損失は1000億ドルを超えるだろう」と述べました。
4日から6日まで開かれたアジア太平洋経済協力機構の保健相会議では、鳥インフルエンザの感染拡大対策について議論されました。アジア開発銀行の代表は、「アジアの鳥インフルエンザ感染状況は観光産業などへの影響はそれほど深刻ではないという、世界保健機関の予測が発表された。しかし、鳥インフルエンザウイルスに変異が発生して、人間の間で伝染するようになれば、6ヵ月以内にアジアの国々が蒙る経済的損失は113億ドルに達するだろう」と指摘しました。
|