IAEA・ 国際原子力機関のエルバラダイ事務局長は28日、イラン核問題について国連安全保障理事会に報告書を提出しましたが、これは国際社会の強い反響を呼んでいます。EU・欧州連合とロシア、インドなどの国際機構や国は29日、引き続きイラン核問題の平和的解決を希望するとの態度を表明しています。
EUのソラナ共通外交・安全保障政策・上級代表は、「EU は、武力によるイラン核問題の解決に反対し、外交ルートを通じて、この危機を解決するため引き続き努力していく」との考えを示しました。
ロシアのラブロフ外相はイランのモッタキ外相と電話で会談し、ウラン濃縮活動を一時的に停止し、具体的な手順を踏んで、イランに対する国際社会の信頼を回復するよう呼びかけました。
このほか、インド外務省の報道官は29日、「インドは、各方面が柔軟な態度を取って、対話を通じて、イラン核問題の解決策を見出し、対抗が深刻にならないことを希望している」と表明しました。
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