IAEA・国際原子力機関が8日、エルバラダイ事務局長の提出したイラン核問題に関する報告書を国連安保理に付託することを決めた後、国際社会は9日引き続きイラン核問題の平和的解決を呼びかけました。
ロシア外務省は当日、声明を発表し、IAEAと全面的に協力するようイランに呼びかけました。ロシア議会下院の副議長も当日、「イラン核問題解決における国際的な外交努力はまだまだ十分ではない。国際社会は、交渉を通じてこの問題を解決するというエルバラダイ事務局長の立場を支持すべきだ。イランも引き続きIAEAと協力し、自分の義務を履行しなければならない」と述べました。
アメリカホワイトハウスの報道官は9日、「安保理はまず声明を発表し、何をどんな段取りですべきかを明確にイランに伝えるべきだ。アメリカは引き続き、イラン核問題の外交的解決の道を求めていく」と表明しました。
イギリスのストロー外相は、「イランが核兵器を開発しないという約束を守りさえすれば、イギリスはイランの民生用核エネルギー開発を歓迎する」と語りました。
ヨルダン、パキスタン、南アフリカなどの国も、関係各国がIAEAと協力し、一日も早く平和的手段を通じてイラン核問題を解決するよう呼びかけました。
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