IAEA ・国際原子力機関理事会は8日イランの核問題について討議し、協議や表決の決議草案が提出されなかったため、2日間をくり上げて閉会しました。会議は、議長報告の形式でイランの核問題についての討議を終了させ、エルバラダイ事務局長の報告書を国連安保理に提出することを決定しました。
各方面の間では大きな意見の食い違いがあり、中国やロシア、非同盟諸国は会議でIAEA の枠組内で政治と外交的な手段を通じてイランの核問題の解決を堅持していますが、アメリカとEU・欧州連合は安保理がイラン問題の処理に直ちに介入し、イランに圧力を加えることを主張しています。
中国外務省軍備抑制局の張炎局長は8日、IAEA 理事会で「外交的な努力は当面依然としてイラン核問題解決の賢明な選択だ。中国は『核拡散防止条約』の主旨、原則やIAEA 理事会の決議に基づいてイラン核問題の平和的な解決を推進していく」と述べました。
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