ウイーンで開かれているIAEA ・国際原子力機関の理事会は8日、焦点となっているイラン核問題の討議に入っています。
それによりますと、これまで加盟国はいかなる決議草案をも提出していないため、会議では、エルバラダイ事務局長の報告をめぐってそれぞれの見解を表明することになると予想されていますが、アメリカなど西側諸国はイラン核問題の国連安保理への付託を促しており、また、発展途上国はIAEAの 枠組内での解決を主張しています。
エルバラダイ事務局長はその報告で「IAEAはイランが核兵器を開発しているという直接なる証拠を発見していない。しかし、いまイランひは、未公開の核材料があるかどうか、またイランが関連活動を行っているかどうかを確認することはできない」と述べています。
|