イギリスの百万人の地方公務員が28日、全国的なストライキを行い、年金改革に反対しました。これは、1962年以来、イギリスで発生した規模の最も大きい全国的なストライキです。
イギリスの北アイルランド、ウェールズ、スコットランド、イングランド各地の約150万人が当日のストライキに参加しました。その影響を受け、多くの学校が休校し、コミュニティサービスセンター、レジャーセンター、観光地が影響を受け、バス、地下鉄などの公共交通機関が停止しました。労働組合の責任者は「ストライキは労働者の権利を守り、年金改革に反対するためである」と表明しました。
長年以来、イギリス政府は地方公務員の退職年金支給が赤字であることから、現在実施している60歳の定年年齢を65歳に延ばすことを考えています。政府は「私営部門の従業員は65歳、ひいては68歳まで働いてこそ全部の定職年金がもらえる」と主張、これに対し反対が広がっているものです。
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