日本防衛庁は27日、自衛隊における陸海空の指揮系統を一元化するため統合幕僚監部を設置しました。統合幕僚監部は過去の統合幕僚会議に取ってかわるもので、その初代統合幕僚長には、統合幕僚会議議長の先崎一氏が就任することになりました。
これまで日本の陸、海、空の自衛隊の幕僚長はそれぞれ防衛庁長官の指揮に従ってきましたが、今後、統合幕僚長は防衛庁長官の授権を得て、陸海空の自衛隊を指揮することができるほか、弾道ミサイル防御や、大地震発生時の救援、国際援助など緊急事態に対応するため、「統合任務部隊」を組織することもできます。
統合幕僚監部は、日本の国会が去年7月に採択した「防衛庁設置法」によるもので、その目的は陸、海、空自衛隊の行動を一元化し、その効率を高めることにあるとのことです。
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