イラクのアラウィ前首相は19日、「スンニ派とシーア派の間で衝突が頻発していることから、イラクはすでに内戦の最中にある」と示しました。
米英両国はイラクが内戦に直面していることを再度否認しましたが、アラウィ氏は当日イギリスのBBC放送のインタビューに応じた際、「現在、イラク全国では平均にして毎日、少なくとも50ー60人が宗派の衝突で死亡している。このような情勢を内戦と言わなければ、当面の情勢を形容できるほかの言葉がない」とした上で、「当面の宗派衝突が将来、すべての中東地域に拡大し、欧米にもマイナスの影響を及ぼすだろう」と懸念を示しました。
BBC社はその論評のなかで、「イラクの動揺した情勢はアメリカとその同盟国の今、協議中の軍隊撤退計画を脅かしている」としています。
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