イラクのサダム・フセイン元大統領は15日、1982年のドゥジャイル村で起きた虐殺事件について、初めてイラク特別法廷の訊問を受けました。
フセイン元大統領は法廷で、依然としてイラク大統領であるような態度をとり、彼に対する裁判は「茶番」だと主張しました。また、発言の中で占領軍がイラクを侵犯したことを非難しました。これに対してラオウフ・アブデルラフマン裁判長は、フセイン被告が政治的演説を始めたと判断し、ただちに裁判を非公開にしました。
この日、フセイン元大統領の異父の兄弟であるバルザン・イブラヒム情報機関元責任者も出廷しましたが、ドゥジャイル村虐殺事件に参加して虐殺事件を行ったという彼に対する容疑を全面的に否定しました。
|