イラク戦争3周年を控え、多数の国々では18日、大規模な反戦デモが行なわれ、アメリカとイギリスが引き起こしたイラク戦争の合法性に疑問を投げかけ、イラクからの軍隊の撤退を政府に求めました。
アメリカでは、首都ワシントンや、ニューヨーク、サンフランシスコ、ロサンゼルスなどの都市で、イラク戦争を反対する大規模なデモ行進が行われ、参加者は無条件でイラクからすべての軍隊を直ちに撤退することを政府に要求しました。
イギリスではおよそ1万2千人が反戦デモに参加しました。主催者の一人は「イラクのバスラでイギリス軍とイラク人の間に衝突が起きていることから、『占領』を中止する必要性がより一層強まった」と述べました。
日本の東京では合わせて2000人が18日の反戦集会とデモに参加しました。日本のある漫画家が集会で講演し、「日本には平和憲法があるものの、日本はアメリカに追随し、誤った道を辿った」と述べました。
このほか、イタリア、オーストラリア、ギリシア、スペイン、フィンランドなどの国々でもアメリカ軍のイラク占領に反対するデモや集会が行なわれました。
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