フランスの警察当局によりますと、18日新たな雇用関連法案は雇用を不安定にするとして、撤回を要求する労働組合や学生ら100万人あまりが全国でデモを実施したということです。
治安を維持するため、多くの警察官がデモ現場に派遣され、59名を逮捕しました。また、警察とデモ参加者が衝突し、4人の警察官と12人のデモ参加者が負傷したということです。
デモを組織した学生と労働組合の代表は、政府が雇用促進法を施行しないようにするため、シラク大統領に直接書簡を手渡すことを決定しました。また、48時間内にこの法案を撤回するかどうかについて態度を表明するよう政府に求めています。撤回しない場合はデモを継続していく考えを示しました。
新たな雇用促進法の規定では、規模20人以上の企業が26歳以下の若者と契約する場合、最初の二年間は企業側は首にする理由を説明せずに雇用者を解雇できるということです。
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