フランスのシラク大統領は23日パリで、「フランスは核抑止力を保つ必要がある」とあらためて表明しました。
シラク大統領はこの日、ドイツのメルケル首相と会談後の記者会見で、「核抑制力は重大な利益の保証であり、フランスは核抑止力を保つ必要がある。しかし、核兵器の使用制限を緩めることはない。戦場の兵器ではなく、あくまでも抑止の手段として使うだけだ」と述べました。
シラク大統領は19日、フランス北西部の核潜水艦の基地を視察した際、「フランスに対しテロ襲撃を行い、あるいは大量殺人兵器を使う国があれば、フランスは核兵器で反撃することになる」と語りました。
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