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慰安婦700回目の「水曜デモ」
   2006-03-16 16:12:48    cri

 3月15日、第2次世界大戦で日本軍慰安婦として強制連行された韓国の婦人たちは首都ソウルの中心にある日本大使館前で700回目の「水曜デモ」を行ないました。この日、日本、ドイツ、アメリカなどの国の十数の都市でも慰安婦問題の解決を要求するデモが行なわれ、国際社会の幅広い注目を受けました。

 1937年から1945年まで、日本政府は朝鮮半島から20万人の女性を日本軍の慰安婦として強制連行しました。日本軍国主義者のこうした野蛮な行為は韓国の多くの女性被害者の心身に癒すことのできない傷を負わせました。第2次世界大戦終結後、被害者への謝罪と賠償の要求に対して、日本政府は全然無視した態度を取ってきました。

 1992年1月8日水曜日、当時、日本の宮沢喜一首相が韓国を訪れました。この日、日本軍慰安婦として強制連行された一部の韓国女性は初の「水曜デモ」を組織し、慰安婦問題について、謝罪し、賠償することを日本政府に要求しました。それ以来、このデモが続けられ、毎週の水曜日にソウルの日本大使館前で行なわれてきました。これまでの15年間、日本軍の性の奴隷にされた韓国女性被害者は自分の名誉と尊厳を取り戻すため、女性の権益、世界平和を維持するため絶え間ない闘争を堅持してきました。

 15日、700回目の「水曜デモ」に参加したイ・ヨンジュ(李英珠)さんは「1992年、私はこのデモに参加したとき65歳でした、今年はもう75歳です。すでに15年間このデモに参加しています。15歳の時に日本軍に強制連行されました。私は多くの人々に日本軍の暴行を暴露した。しかし、現在、私はもう75歳になり、この問題は未だ解決さていない。私は歴史の目撃証言者だ。日本に酷使され、日本軍に暴行された女性は数十万人にのぼっている。この問題はなぜ解決することができないのか、我々はこの事実を正視し、勇敢に生きて、それを暴露していく。」と話しています。

 現在、「水曜デモ」は韓国で、慰安婦問題の解決を求める最も代表的な民間活動で、韓国が日本軍国主義の野蛮な行為を暴露する団結した強い力となっています。韓国慰安婦の絶え間ない努力によって、世界で、より多くの国と人々は日本軍慰安婦問題に注目するようになり、日本軍国主義の罪悪行為を一段とはっきりと認識するようになりました。

 また、デモ現場で、記者はアメリカのジョージア大学教授で、現在韓国崇実大学で教鞭をとっているメリアムさんに取材しました。彼女は「韓国の女性は週に一回抗議活動を行っていますが、すでに700回を超えました、これは非常に人に感動を与えています。これら韓国の女性が行なっている事は世界のその他の国、例えばインドネシア、フイリピン、タイの慰安婦女性にも希望をもたらしました。しかし、信じられないのは、日本が慰安婦のことを認めず、謝罪しないことです。韓国女性のこれまでの長期に渡った訴えは未だ結果が出ていないのです。日本政府はいまになっても慰安婦ということを認めず、まったく心が冷たいものです」と話しています。

 今回のデモを組織した韓国慰安婦問題対策協会のヨーミーヤン(尹美香)さんは「700回のデモの収めた成果の一つは、最初の、日本軍慰安婦問題解決の要求から平和運動、人権運動と発展しました。長年の努力を通じて、世界で、最も多くの人々は、慰安婦の問題は韓国女性やアジアの女性に関わる問題だけではなく、女性の権益、戦争によって女性にもたらす危害の問題でもあると認識しました。これによって、我々の活動はますます世界各国の多くの支持を得られるようになりました。」と話しました。

 700回目のデモが終わるに当たって、活動組織者は声明を発表し、このデモを問題が解決するまで堅持する決意を表しました。この声明は「現在世界には戦争がなおも存在し、女性は戦争の中で引き続き性的暴力の犠牲者となる。歴史を歪曲し、戦争を粉飾し、過去に逆戻ろうとしている日本軍国主義の企みは依然として、アジアや世界の平和を脅かしている」と述べています。

日本
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