IAEA・国際原子力機関理事会の35の加盟国が6日ウィーンで会議を開きました。IAEAのエル・バラダイ事務局長は会議開始に先立ち、来週をめどに核問題についてイランと合意に達することができると述べました。
エル・バラダイ事務局長はこれについて具体的な説明は行いませんでしたが、関係筋によりますと、ロシアは最近の会談の中で、イランが小規模なウラン濃縮計画を実施することを認める意向を示唆したということです。
一方、エル・バラダイ事務局長は、ロシア国内でウラン濃縮合弁企業を設立するというロシアの提案はイラン側の原因により難航しているとしました。
他の報道によりますと、イラン政府のアルハム報道官はこの日、会議が始まる前、「イランが政策を変化させる可能性はまだある。新しい条件が示されれば、イランは利益という枠組みの中で平和的な問題解決の窓口を閉じるつもりはない」と表明しました。アルハム報道官はさらに、イラン核問題を国連安保理に提出することは国際秩序をより乱すことでしかないと指摘しました。
|