中国中部河南省では今年、エイズ抑制活動を強め、150万人を対象にしてエイズ感染検査を行うことにしています。
河南省は中国でエイズ感染者の多い省で、11年前に1人目の患者が確認されて以来、これまでの確認数は1万4000人に達し、うち6000人余りは発病しており、殆どは不正な献血によって感染したとされています。
河南省ではエイズの抑制、無償の献血などに関する知識を中学校の教材に組み入れるほか、エイズの感染事情についてのデータバンクを全面的に検査し、エイズの治療効果促進とその評価システムを整備します。このほか死亡したエイズ患者が残した高齢者や孤児の生活費と学費などは政府の財政から支出することになっています。
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