ロシア原子力所署のキリエンコ署長は8日、「イランはロシアの国際的ウラン濃縮センター設置に参加する初めての国になる可能性がある」と述べました。

　キリエンコ署長は、「ロシアとイランは、近い内に相互訪問を行い、国際的ウラン濃縮センター設置の参加について討議する、このセンター設置の目的は、核の拡散を防止することにある」と述べました。

　ロシアのプーチン大統領は先月末、IAEA・国際原子力機関の監督の下での国際的原子力センターシステムを設置するよう提案じました。国際的ウラン濃縮センターはこのシステムの一部です。

　キリエンコ署長は、「国際的原子力センターシステムの設置は、核拡散防止問題を解決できるだけでなく、核エネルギーを平和的に開発したいすべての国を援助してこの願いを実現させることができる」と述べました。