西蔵(チベット)自治区環境保護局は5日、西蔵高原における生態安全保護・建設に関する国家計画がこのほど同自治区の審査に合格したことを明らかにした。同計画は、2006~20年の15年間に352億元を投じて、西蔵高原に生態保護やセキュリティ対策を目的とする総合的整備を行うことを提起している。うち第11次五カ年計画(2006~10年)期間には107億元を投入し、生態環境の▽重点保護▽重点建設▽支援保障システム構築??の3方面で重点プロジェクト12項目を実施する計画だ。
ここ数年来、同自治区は生態環境の保護・建設を目的とした一連のプロジェクトを実施してきたが、統一的計画と全面的プランの欠如により、力を結集することができなかった。そこで05年、アカデミー会員や専門家に現地調査・研究を依頼して同計画を作成した。
同計画によると、第11次五カ年計画期間中、同自治区は▽大型河川とその主要な支流の源流エリアおよび重要湖エリアの生態システムの退化▽重要河谷エリアの砂漠化▽生物の多様性の破壊??などの初歩的な抑制に取り組み、破壊された草原地帯の生態システムを効果的に修復することを目指す。
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