パンチェン・ラマ11世は18日、西蔵(チベット)自治区の扎什倫寺で、1995年の即位以来、最大規模となる「摸頂」の儀式を行った。
信徒に祝福を与える「摸頂」は、西蔵仏教の宗教儀式。活仏である高僧が、ほかの僧侶と信徒たちのために、福が訪れ、災いが去り、困難を避けるよう祈る。18日、16歳のパンチェン・ラマ11世は、即位以来最大規模の摸頂をおこなった。即位以来10年間、パンチェン・ラマ11世は信徒達の要望を受けて、西蔵自治区、さらに青海省、甘粛省、四川省など信徒の多い地域のほか、五台山、仏学院、北京の雍和宮などで仏事を執り行い、30万人を超す信徒たちに祝福を与えた。
「人民網日本語版」
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