中国社会科学院経済専門家の袁鋼明氏は5日記者のインタビューに答え「来年、中国は引き続き経済の安定した迅速な発展を求めると共に、経済の協調的発展をはかり、経済の運行や公衆が関心を寄せている問題の解決を重視していく」と述べました。

　これは、袁鋼明氏がこのほど確定された来年の経済発展構想を説明した際のべたもので、袁鋼明氏は「内需を拡大し、いまの投資と輸出に依拠して経済成長を推進するという状況を改めるため、来年、一般消費の拡大に努めていく。同時に輸出構造を最適化させ、外資を合理的に利用していく」と述べました。

　袁鋼明氏は「来年、中国は公衆が注目する現実的問題の解決を経済発展での重要な事柄とし、地区間の発展での格差と貧富による格差を徐々に縮め、資源の利用率の向上、汚染の処理と生態の保護に力を入れていく」と述べました。