日本日中友好協会は11月27日に、東京都文京区の日中友好会館2階ホールで「第23回全日本中国語スピーチコンテスト」を開催しました。
これには、日本各地の日中友好協会の中国語スピーチコンテストで優勝した弁士・一般部門7人、基礎部門15人合わせて22人が出場し、自由なテーマで競い合いました。この22人の中、大学生や高校生は勿論のこと、会社員もいれば、社会人もおりました。
皆日ごろ勉強した成果を十分に発揮し競い合った結果、一般部門では、神奈川県の代表23歳の阿部真奈美さんは一位、基礎部門では兵庫県の代表・21歳の神野未央さんは一位をそれぞれ獲得しました。
記者のインタビューに応じて阿部さんは「一位を取るなんて思いもしなかった。来年4月に大学を卒業するが、中国の海辺の町・大連へ行き仕事を探し、そしてその傍ら、中国語をもっと磨きたいと思う」と明るい調子で話しました。
基礎部門で一位を取った神野さんは「音楽のような美しい中国語の発音に引かれて勉強し始めた。中国語は難しく、大好きな中国の映画のせりふを書き取るまで勉強した。まだ大学三年生で、大学卒業後、中国語を生かした貿易会社や海運会社に勤めたい」とその夢を話してくれました。
富山県の代表・米澤尚吾さんは「今から4年前から中国語をゼロから勉強し始めた。当時会社には中国から研修生が沢山いた。中国語の勉強をしたのもそのせいだろう。後に天津外国語大学への勉強のチャンスに恵まれ、またそこで今の妻とめぐり合うことができ幸せだ。今生まれて3ヶ月の赤ちゃんがいる。家では中国語を使う。子供には中国語を覚えさせたい。将来のことだが、中国へ行き日本語を教えたい」と抱負を語ってくれました。
|